更新日:2025年5月2日
厚生労働省より、伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)の増加に伴う注意喚起が発表されました。
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
約10日~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後に赤い発しん、続いて体や手足に網目状またはレース状の発しんが広がる感染症です。
これらの発しんは1週間程度で消失しますが、中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現することがあります。
成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。
感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることで感染します。
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
健康福祉課 健康係
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